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問題点の多い調律師の仕事

実際に当社がお伺いして調査した問題点の多い調律師の例を抜粋しました。
個人情報保護法により実名は掲載していませんが全て実際の内容です。
文章が長くなりますので常体で書かせていただきました。

またまた下記の**氏によるボッタクリ!

40年ほど前のヤマハのアップライトの整音を**氏に依頼。**氏曰く、「俺は日本一うまい調律師だ。」と威張っていたそう。
ボイシング、針刺し、アクション調整をしただけで、なんと30万円!
しかも素人のそのお客さんは確かに音色が柔らかくなって良い音になった。さすがだ。30万円の価値はあると信じきっていらっしゃる。
実際にはハンマーヘッドにこれでもかと言わんばかりに針を打っているだけ。ヘッドが柔らかくなってるから音質は柔らかい。そのため音量不足。もうこのヘッドは使い物にならない。整音という段階ではなく破壊というべき。

YAMAHA C3 1990年製頃のハンマーヘッド交換の事例。

お客様によると、音質を良い音にしてもらおうとネットでいろいろ調べた結果、**調律師のHPにたどり着きました。
論文やスタインウエイにも詳しく、ドイツで修業、調律のCD録音も、ピアニストに定評があるというのを信じて、見積もりにきてもらいました。
**氏が整音した中古グランドは150万以上で即売だそう。それでも欲しがる人が居るとのこと。 出張料3000円ほどで見に来られました。
ハンマーヘッドだけABELに交換が55万円、整音が40万と言われて驚きました。なんとか整音込で60万円ほどでお願いしました。
するとお弟子さんたち3人と一緒に何日もかけて自宅に来られ細かい整調をする。
3人ともにスタインウェイの資格を持っている。若い二人もコンサート調律もしているとのこと。
しかし、何日たっても終わる気配がなく、お弟子さんの練習のために私が整音にお金を払わされたようだと言うと、怒ったように、弟子と言っても皆プロで弟子の練習に使ったのではないというような意味のことを言われた。
結局、整調もして貰えなかったし、精一杯の仕事などされていないので腹が立ったが、信頼した私が悪かったのだろうと諦めた。 60万円全額でなくて良いのでお金を返してほしいというと、連絡が取れなくなった。もうあきらめた。
ひどい話ですね。ヘッド交換なんか整調込で15~20万円がいいとこ。
調律はユニゾンが合っていないし、低音も高音もヒッパリ過ぎ。して60万円ガッポリ稼ぐ。
スタインウエイの資格?なんですか、それ。
調律・整音・整調もレベルが低いのに。返金されるよう願っています。

都内某スタジオ様よりご依頼の事例。(スタインウエイD型)

当社チーフ調律師がいつもお世話になっている録音スタジオ様より緊急連絡があり、急な録音があり今朝、近くの○○○○というスタインウエイ専門の調律師にスタインウエイの調律を依頼し、終わったが午後からピアニストが弾いていたらだんだんとピッチが合わなくなってクレームが出て早急に来てほしいとのこと。
・・すぐに駆けつけ、調べたところやはり狂っている。

これは「調律の止めが悪い」というケース。
長時間ピッチを保持するには「止め」という技術が必要。しっかりと止める調律をすれば
急にピッチ・ダウンは起きない。
一般の調律師でも(特に女性)調律のときに左手で鍵盤を叩く力が弱弱しいと絶対に音はすぐにピッチ・ダウンする。それを「止まってない!」と言う。


ある程度の力量で弦を叩いてやれば止まりが良いのだ。その他にもチューニング・ハンマー操作にも独特の技が必要である。
スタジオに入り、すぐさま調律をし、ピアニストのOKをいただいた。録音は夜に終了したがピッチは最後まで保ったそうだ。一安心。

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川崎市K様よりご依頼の事例。

PETROF (ペトロフ)Ⅳ GP 2010年製(チェコ製) 新品 納品調律直後
次高音~高音域の雑音、本体の傷等を診て欲しいとのご依頼。

・・早速、診断にお伺いしたところ、天屋根を閉めると、ロック機構にうまくはまらない。
水平器で測定すると、あきらかに 屋根が反っていた


天屋根の奥の部分と手前の部分をジョイントしている長いヒンジの小さな木ネジを全て右に回してみると、なんとすべて ネジがバカになっているではないか!新品なのに。


これでは将来、天屋根が落ちるであろう。他の木ネジも回して見たが、緩いのが多かった。
譜面台を引き出そうとしてまた驚き。譜面台が本体に当たっていて 譜面台を引き出すことができない
すべてにおいて外装に反りがあるよう。これは直すことは不可能。


納品調律はメーカーから派遣された川崎の 「日本ピアノ調律師協会会員・国際ピアノ製造技師調律師会員」という肩書きの人が来て調律と雑音止めをしたそうだ。


音質は低音域はこのクラスではかなり鳴り重低音が響く。しかしながら中音域~だんだんと音量が不足して、次高音~高音部のシンシンとなる雑音が聞こえる。


雑音はフォアストリングスの倍音が鳴って振動しているようだ。
調律にきた方が 赤いブッシング・クロスをたくさん弦間に挟みこんでいた。
しかし、新品にこういうことをするのは見栄えも悪いし、一時しのぎでしかない。


打弦点もバラバラで調整されていない。
鍵盤深さもばらつきが多い。このピアノは 出荷調整をされていないピアノだと断言できる。


外装に反りがあるのは長期在庫品なのか、高額のピアノなのになぜキチンとした調整をされずに納品したのか。信じがたい経験であった。


その調律師いわく、 「輸入品は弾いていけば良くなるから、どんどん弾いてあげてください。」
あきれた言い訳である。元が悪いのだから 弾けば弾くほど悪くなるに決まっている。


総合判断の結果、外装の反り、木ネジのバカネジ、雑音について販売店にクレームを出し、返品するということになった。

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相模原市・S様よりご依頼の事例。

ヤマハ社U3Hご所有。12年間調律していない。
○協のチラシで調律料金が安く掲載されていたので依頼。

○協が委託している○○ピアノの調律師が訪問。調律後に修理したほうが良い箇所を指摘され、見積もりをしてもらったところ、あまりにも高額なので、適正料金であるか教えてほしいとのご依頼。


・・調律後10日過ぎに訪問。調律を測定した結果非常にアバウトで高音域も低音域もバラバラ。
割り振りもアバウト。見積書を見て当社の修理金額の約2倍であることが判明。


よけいな乾燥剤も買わされていた。
詳細をご説明した結果、修理は当社にご依頼いただけた。調律もやり直しである。
調律料金を安く設定しておいて修理代で大きく稼ぐ
パターンである。


果たして○協の担当者はこの事態を知っているのであろうか
信頼している顧客に対し、信頼を裏切る行為は許されるものではない

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横浜市のお客様よりご依頼の事例。

「約40年以上前のカワイ社K-48(UP)所有。20年以上調律、整調していないのでネットで○○ネットという調律師検索のHPで東京の調律師に依頼した。

以前に他の調律師によってハンマー・パンク修理をしたもらった。
調律と簡易整調で14,000円支払った。時間は1時間ちょっと。
ハンマー交換と鍵盤ブッシング・クロスの張替えを勧められた。12万円別途料金」とのこと。


・・早速、調査のため訪問。20年以上も調律していないのにたった1時間で調律ができるんだろうか?と半信半疑であったが、案の定、ユニゾンもあっていないし、割り振りもメチャクチャ、
 とても「調律」とは言いがたい仕事。


本来であればピッチ上げを1時間、本調律で1時間半、3時間はかかる作業であるのに。
鍵盤ブッシング・クロスは中央バランスだけが多少磨耗しているだけで全張替えは必要がない。


「ハンマーヘッド割れがあるのでヘッド交換が必要」と言われたが、ハンマー割れという症状はない。


フェルトが割れる?そんな馬鹿な。と思いつつ、調べてみるとこの時期のカワイ社の欠陥であるハンマー・フェルトを止めているリベット(ホッチキスの針のようなもの)が薄く、下でがっちりと固定されていないので下のリベットがヘッドから外れて、ハンマー・ヘッド接着が緩み下部のフェルトがアヒルのくちばしのように開いてしまう症状。これをハンマー・パンクと呼ぶ。


 特に低音部のヘッドは厚くて重いので低音部から剥がれていく。
応急処置として再接着の方法はあるが、すべてのヘッドがパンクしていたらヘッド交換しか方法はない。ところがこのK48のハンマーパンク修理には愕然とした。
 ヘッド下部をカッターで切り取ってある!(下記写真参照)


切り取られてなければ再接着可能なのに。見たことも聞いたこともない作業。よほどやる気がなかったのか。その調律師も調律師協会会員のベテランの方だったそうで、お客様はそれが当たり前な修理だと認識なさっていた。


今回のメチャクチャな調律をした調律師の名刺に「日本ピアノ調律師協会会員・国際ピアノ製造技師調律師会員」と大層な肩書きが記入されてた。
こんな調律の仕方でも日ピの会員になれるんだとあきれ果ててしまいました。
日本人は肩書きに弱いとはこのことか。 当然、お客様はその二人の調律師を信頼されていて、その信頼を裏切ったことに大変なご立腹でした。

hanmer

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相模原市のピアノの先生の事例

ヤマハ社UX1ご所有。防音室でご使用。
毎年、定期に都内の老舗のピアノ店の調律師(日ピ会員)にきてもらっている。
しかし、いつも「タッチを軽くしてほしい。」「共鳴している雑音を止めてほしい。」と依頼するも「これはこの機種の欠陥だから調律しかできない。」と言って調律だけして帰ってしまう。
診断をしてほしいとの依頼。

・・調律を終えた1週間後にお伺いしました。
調律は中音域はあっているが低音、高音は失点が多い。タッチはかなり重い。
ヤマハ社のタッチ・ウェイト55gが60gになっている。


鍵盤をすべて取り外してみると棚板にゴッソリとゴミが・・。バランス・ピン、フロント・ピンもサビが発生しておりザラザラ状態。これじゃあ、鍵盤のシーソー運動が動きづらいのは当たり前。


「一度も鍵盤清掃をしなかったのですか?」とお聞きしたところ、今回鍵盤を外すのを始めて見たとのこと。
 早速、掃除機をお借りし、ゴミを除去、キーピンのサビを鹿皮でこすりとり、
特殊な潤滑剤を塗布(CRCなんかじゃだめです。)
雑音はピアノ内部下で金属的なシャンシャンという音が発生。


 下パネルを外してチェックしたところペダル・アッセンブリーの蝶ネジが緩んでいて雑音がしていただけ。ネジを締め直して雑音は消えた。
ハンマー・ヘッドの弦跡が深く硬質な音になっていたので、軽くファイリングを施し、ピッカーでボイシングをして音色を柔らかく整えました。


 鍵盤高さもバラバラだったので、簡易に高さあわせをし、最後に正確な調律をし、計45,000円頂戴しました。作業時間約6時間。Xの豊かな音量と、軽く弾きやすくなったことに大変満足していただけました。

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相模原市Y様よりご依頼の事例。

BAROCKピアノ所有。(UP)16年調律していない。
以前に調律していた調律師からいきなり電話で調律をということで依頼。

調律14,000円を支払う。その際に「もっとよくしてあげるから10万円振り込んで」と言われた。
・・調律後、3日後に訪問。調律はA=441hzと記入されている。
計測すると低音、高音がバラバラ。中音だけまとも。


10万円の修理内容がはっきりせず、見積書もないのでFAXで見積書を送付するように指示。
送られた見積書ではなく請求書に記載されている内容が皆目、わからない。


・サビ取り、防錆処理・・38,000円(おそらくチューニング・ピン、バランス、フロント・ピンのことだろう。)


・ハンマー整形・調整・・36,000円(ファイリングとハンマー間隔、走り修正のことか。)


・断弦防止作業・・25,000円(なんのことなのか理解できない)


結局、あいまいな見積もりでは納得できないということでキャンセルされました。

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神奈川のN様よりメールでの問い合わせ。


ヤマハ社U1H所有。ヤマハ特約店で修理見積もりしてもらったが、この内容で良いか悪いかの診断。


・1.チューニングピン・・・音色バランス不良。低音は張替が必要


・2.弦・・・全体的な弦の交換が必要な時期


・3.ベアリング・・・疲労有り


・4.響板・・・湿度による影響あり


・5.ダンパー・・・D


・6.ハンマー・・・D 湿度によりフェルトが膨張しタッチが重く動きが鈍くなっている


・7アクション・・・C 消耗あり


・8.鍵盤・・・D 虫食いでフェルトを食べられているため横揺れやがたになってる。交換後、調律が必要


ペダル・・・C 外装・・・B
・回答結果

1、2・・ヤマハ社の低音弦の音ずまり、反対にジンジンするのは「ボン線・ジン線」といってよくある症状。


ある程度調律技術で音づまりを解消 できるが、「ジン線」というジンジン、シャリシャリする雑音は銅線剥がれによる雑音なのでその部位だけ張り替えれば良い。低音弦すべて張り替える必要性はない。


過乾燥によってピン板が収縮し、(床暖房等により)チューニング・ピンがかなり緩くなっていて調律してもすぐにピッチ・ダウンする場合は、 チューニング・ピンを少し太い番手のものにすべて交換し、新しい弦を巻かなければならない。


どれだけピンが緩いかどうか。  弦交換が必要な時期はチューニング・ピンが緩くて調律ができない場合だけ。これまで断線がないのならばまだまだ弦疲労はない。
なにを根拠に弦交換が必要なのか詳細が知らされていない。


よほどサビが多く、緑青が多く発生していてピッチを上げたら切れてしまう状況ならいたしかたないが・・。 3.ベアリング・・・C疲労有り ・・サビがあるのならサビを除去すれば良い話ベアリング交換なんてヤマハでするケースは殆どない。


4.響板・・・C湿度による影響あり ・・湿度が多いと響板は膨張し、膨らみます。冬季には湿度が低くなり響板は縮小する。この冬季に床暖房をすると響板の水分含有量の7%が5%以下になり、響板割れ、響棒剥がれが生じます。変な雑音がするようになります。割れているのか、響棒剥がれがあるのか?


ダンパー・・・D ハンマー・・・D湿度によりフェルトが膨張しタッチが重く動きが鈍くなっている
・・これも理解に苦しむですね。というか馬鹿げています。水をぶっかけたわけではないのなら
ありえません。


タッチが重いのはキー・ピンのサビ、アクションのガタによるもの。


アクション・・・C消耗あり ・・なんの部品が摩耗しているのか詳細を記入しなくてはならない。


鍵盤・・・D虫食いでフェルトを食べられているため横揺れやがたになっている。交換後、調律が必要


・・ブッシング・クロス張替えのこと。交換後、調律が必要ではなく、鍵盤ナラシが必要。


ペダル・・・C ・・真鍮ですからサビ除去し、コーティングをします。他の真鍮部位も同様。

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Sさんという30代の女性調律師から聞いた驚愕の話


・・移転のため就職先を探しているという調律暦約8年の女性が来社し、面談した。
その際に前勤務会社のひどい実態を聞いた。
その会社は都内にあるTという結構知れた会社である。


面接に行き、即、採用された。本人はこの会社でより優れた技術を学び、力をつけていこうと思って就職した。が、しかし、すぐに学校の入札調律をするように命じられ毎日小学校、中学校へ出向き6~8台の調律をこなしていた。


当然、労働時間は1日12時間以上。クタクタになってもめげずに1年間がんばってきた。
しかし、よく考えてみると技術を何も教えてくれず、この会社の技術にも疑問を抱くようになり、
自分の力量も判断がつかず悩んでいた。


そして会社の方針に懐疑心を抱いた。それは学校調律をするときに「調律料金とは別に修理が必要でない箇所も修理をしたように日報に記入しろ」と言われたことだ。


学校調律は入札だから一般調律料金の約半額。それでは儲からないから適当に虚偽記載をして修理を行ったことにして請求金額に上乗せするというかなり法的に問題があるものである。


しかもそれだけ働いても月に10万円だけもらうだけ。殆どが会社の利益である。
学校入札は大手の楽器商が入札をして、殆どこの会社のような下請けに回すことが多い


安価な調律料金のさらにピンハネされるわけだから、とても儲けにならないのはわかるのだが、そこまでするか・・。行政機関は知る由もないだろう。

彼女の力量を確かめるため調律測定をした結果、失点200であった。まあまあか。
150までになるよう努力、努力。整調は「ニカワ」を使ったことがなく殆どが木工ボンドだったそう。

整調を覚えるには時間がかかるので時間をかけて習得するようにアドバイスした。
やっと自分の力量が判って安心したようだ。
新たな目標ができたことに喜びを感じているようだ。頑張ってくれーー。

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