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ピアノ選びのQ&A

ピアノ選びにおいてよくある質問をまとめました。

Q1)習い始めは、いつまで続くかわからないから安いデジタルピアノでいいのでは?

一般的に多くのお子様がピアノを習い始める4~6歳は、鼓膜が柔らかい時期で、音感も養われる時期 です。

デジタルの場合、たとえば音量を大きくしていたのを忘れて、お子様がヘッドホン装着し鍵盤を強く弾くと 強烈なデジタル音が鼓膜を突き刺します。

デジタル音は難聴等になりやすく、鼓膜に傷をつける危険性があります。


一方、「木の楽器」はそれ自体が音を発する優しいアナログ音です。

初心者こそ、アナログ楽器に触れさせることが重要です。

タッチもピアノのタッチ(指で叩くタッチ)は デジタル楽器では得られません。

デジタル楽器は指を鍵盤に押さえれば発音します。が、ピアノは指で叩かないと発音しません。


タッチの勉強においてもデジタル楽器はアナログピアノよりかなり遅れをとってしまいます。

せっかくピアノを習うのですから、また高い月謝を費やすのですから早く上達されたほうが良いに決まっています。安易にデジタル楽器を選ぶのは禁物です。


かつては著名なピアニストがデジタル・ピアノのTV等のCMをしていたのをよく目にしました。

しかし、現在はまったく名のあるピアニストのCMは見ません。

そこには

「やはりデジタル・ピアノの練習では教えがいがなく、アナログピアノに変わるものではない。」というプロの認識があるからでしょう。


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Q2)マンションに住んでいるので小型のピアノが欲しいのですが?

近所への配慮などで音量を気にされる方には、小型のスピネッツ型が良いのですが、どうしても耐久性が劣るし音質も硬くなるという難点があります。


理想的には高さ121cm位のピアノで、防音材や音吸収など防音対策することをお勧めします。防音対策としては以下の2点があげられます。


・ピアノ設置の際、フローリングの場合は反響がダイレクトなので一畳分のカーペットを敷き、キャスター止めに厚いゴム製のキャスター止めを設置する。


・ピアノ背面の壁が隣家に接している場合、壁にひだをつめた遮音カーテンをつける。

この場合、遮音カーテンがピアノ背面にあたらないようにご注意ください。防音になるからといって通気性のないオール・カバーや背面に防音用の吸音材を取付けてしまいますと、かびや湿気でピアノの中身が錆びたり、虫食いの被害が起こったります。


消音ユニットの取付はこちら

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Q3)自動演奏付きが組み込んであるピアノが楽しそう。

確かに市販されているソフトを購入したり、ダウンロードして自動演奏を楽しむのもいいですね。

しかし、肝心のデジタル部は所詮電気製品です。家電製品と同じく、耐久性がない点を考慮した上での購入をお勧めします。


デジタル部のメーカーの補修部品保有年数は、その機種の製造打切り後約8年です。

それ以降は、メーカーには修理する義務がないのです。


初期投資はノーマルのピアノよりはるかに高価だったのに、買い替えの下取りや、弾かなくなったから中古業者へ売却しようと思ったとき、

ノーマルのピアノより値が大幅に下がることになります。

以上のように、非常にリスクが大きいのも確かですので慎重に考えましょう。


2009年11月10日(火) ヤマハ自動演奏ピアノから発煙

~経済産業省は10日、ヤマハ 製縦型ピアノが自動演奏機能を使用中に発煙する事故が、9月に千葉県で発生したと発表した。ペダルを制御する電子部品に不具合があり、自動演奏中に電流が過剰に流れて発熱することが原因。同社は対象機種のリコール(改修・無償修理)を開始した。リコール対象は「ヤマハ・サイレント・アンサンブルピアノSEBシリーズ」2004年10月~2009年9月に販売された機種。

○サイレント・サイレントアンサンブルグランドピアノと電子ピアノの不良 サイレントグランドピアノ・サイレントアンサンブルグランドピアノ・電子ピアノDGPシリーズで 2006年4月~2007年4月製造製造の商品において、極めて稀に、使用中にハンマーセンサーの 基板の抵抗が発熱し、故障する可能性がある事が判明しました。

ヤマハは、これによる発火等の製品事故は起こらないとしています。 メーカーは、安全上の理由により、部品交換による無償修理を実施しています。無償修理方法は、お客様宅へ(一般小売客と特約店契約以外の楽器店は同じ)技術者を 派遣し 無償点検・修理を行います。

~対商品~

・サイレント:GC1SN,Z1BS/以下のサイレント特注ピアノ

A1L,C1L,C2L,C2LCP,C3L,C5L,C6L, C3LA,C5LA,C6LA,C7LA

 製造番号:6150121~6198138

・サイレントアンサンブル:EA1/以下のサイレントアンサンブル・スタンダードモデル特注ピアノ

A1L,C1L,C2L,C2LCP

製造番号:6150119~6183989

DGPシリーズ:DGP-2XG,DGP-5,DGP-7

製造番号:45637~47291/501851~502199/001399~001497

ヤマハはこの件について専用ダイヤルを設けております。 (0120)808758(ヤマハ株式会社ピアノ事業部) お心当たりのある方は、上記専用ダイヤルのヤマハへ直接お問合せ下さい。

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Q4)黒のピアノは圧迫感があるので、高価で家具調(木目)のピアノが欲しいのですが、黒のピアノとはどういう違いがありますか?

木目調ピアノは黒塗装ピアノと違い、設置される環境で色抜け、色変化、表面のクラックが生じやすく、設置場所への配慮等が必要になります。


購入時は黒のピアノより高価ですが、もし色抜け等が生じた場合、売却時に黒のものより安価になってしまいます。

下記に保管される際の注意点をあげてありますので、ぜひ参考にしてください。


絶対にカバーはしないこと。

(カバーのしてある部分としていない部分で色変化が起こりやすい)


・ピアノの両サイドどちらかが部屋のコーナー部に設置されている場合は、片手が入って拭けるぐらいの間隔をとって設置してください。

壁と密着していると、カビや湿気で塗装面に弊害がでます。


直射日光が当たるのは厳禁です。湿気が少なく、直射日光の当たらない部屋に設置してください。


・ピアノを拭くワックスは、ピアノ専用のものを使用すること。

これは黒のピアノでも同じですが、現在のピアノの塗装はポリエステル塗装が主流です。

ポリと相性が悪いワックスを使用すると、科学反応が起こり、白く濁るなどの色変化を起こします。


艶出し(鏡面仕上げ)のピアノの一部に、透明ポリエステル塗装部にカッターナイフで切ったような、ごく細いクラックが生じる場合があります。

湿度や乾燥で起こるとされていますが、もし、そのようなクラックが生じている場合は購入店やメーカーに問い合わせをして原因を聞いてみましょう。

また、艶消し塗装の場合でも、白く濁りが浮きでてくる塗装もあります。


・近年、木目調のピアノは減産傾向にあります。ヤマハ社においてはグランドの木目調は製造中止になり、アップライトも1種類のみ。


木目のつき板シートが高騰し、上記のような弊害が黒色ピアノより多いことによるものでしょう。

世界的にもピアノは「黒」という傾向にあります。


中国製等の安価な木目調ピアノは、つき板を貼っているのではなくMDF材にプリントしているだけです。


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Q5)ピアノを置く部屋に床暖房があるのですが、大丈夫でしょうか?

最近、高気密住宅や床暖房のお宅が多くなってきましたね。

ここ数年で調律にお伺いする中で、床暖房のあるお部屋で直にフローリングにピアノを設置されている場合は、ピッチの狂いが多く調律してもすぐにピッチが下がってしまう現象が報告されています。


原因は過度の乾燥によりピアノの木材が収縮してしまうからだと考えられます。

対処法は、断熱パネルを床とピアノの間に敷く。

過乾燥の場合は、加湿器を設置することです。

加湿器は送風口に手をかざしても手に水分がつかない方式のものをお選びください。(ハイブリッド式)


部屋全体の湿度を50~55%に加湿して下さい。(ピアノ近くに湿度計を設置し、常に湿度チェックをしましょう。特に高価なドイツ製等のものは湿度、温度コントロールが必要です。)


重症になるとピン板、響板が割れたり、響棒剥がれになったりします。

乾燥時にピアノ内部に 乾燥剤等を入れるのは何の意味もありません。

床暖房対策として、ピアノの下に敷く断熱パネルも効果的です。


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Q6)近くの全国チェーンのピアノショップで、ヤマハやカワイより中国製の新品を勧められました。中国製のピアノはそんなに良い品質のピアノなのですか?

良いピアノとは「ピアノの基準値」をすべてクリアーしたピアノです。


「ピアノの基準値」とは『鍵盤深さ・高さの均一値、タッチの 重量値、ハンマーストローク値、打弦点値、チューニングピンが回る硬度値、ピン板の精度、響板の シーズニング値、発音の倍音測定値・・・』等々のことで、約20項目あります。


基準値とはJIS規格などの規格のことではなく、長年研究を重ねたピアノ開発技術者の残してくれた財産で、これこそがなのです。


「指に吸い付いてくるようなタッチで演奏者の思いどおりの音が出せて、弾きやすく感情移入ができるピアノ」。それが基準値をクリアーした見事なものなのです。


現在、ピアノの生産量世界一は「中国」です。


世界各国のメーカーは最近、中国、東南アジアでOEM生産を始めています。(カワイ社はインドネシア、ヤマハ社もb型はインドネシア)


車、電気製品などでは目新しいことではなく、純粋なパーツの組み立てであれば安い人件費、安い工場投資の国で生産するのは当たり前となっています。


ピアノに関して言いますと、ピアノは熟練した技術者 (整音技術、アクション整調技術、サウンドボードなどのシーズニング技術などを行える技術者)がいなくては良いピアノはできません。


「良いピアノ」とは「高価な材料を使用している。」ことではありません。

中国で生産されたピアノがこの基準値をクリアーしているかどうか、よく調べて考えましょう。


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Q7)2日間限りでの大展示場で大量のデジタルピアノ・新品、中古ピアノを激安バーゲンしているところで購入して大丈夫ですか?

デジタルピアノ、国産新品ピアノは販売店の保証ではなくメーカー保証が付記されていますから1年間は保証されます。


輸入ピアノ の場合は各メーカーの日本総代理店が保証するのですが、直輸入などの場合は販売店が保証するしかないでしょう。


そこに大きな問題が生じます。重大な欠陥があったり、修復不可能な問題があった場合は販売店と購入者で争うことになります。


重大瑕疵は素人の方には判断がつかない場合が多いです。

購入されて納品後、何か異常を感じたら販売店ではなくベテランの技術者に診断してもらいプロの見解クレームを販売店に出すことが損をしない方法です。


中古ピアノを大量販売している場合、 磨耗部位の交換、修理箇所、鍵盤高さ、深さ、アクション、レットオフ、ハンマーボイシング、ペダル機構調整等の基準値を適切に修復してあるかどうか。

修理完了報告書が個々についていれば、後日なんらかの異常があった場合、報告書どおりの修理・調整がなされていない証拠となりますので「修理完了記載の報告書」は付けるべきなのです。


 しかしながら大量に販売する場合は相当な人数の修理をする技術者たちが必要になります。

果たして、それほどの人数を揃えて修理されているのかどうか、判断は難しいです。

外見だけクリーニングされて何も修理されていないピアノはただの「中古ピアノ」です。


完全に修理されていて修理内容を記載された書類を付けて販売するのが「再調整済中古ピアノ」です。

「中古ピアノ」と「再調整済中古ピアノ」は同じではありません。この点に注意して選ぶことが必要です。


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Q8)ヤマハやカワイは大量生産品でプラスティックやアルミ、鉄を使用しているので良い音が出ないし、共鳴して雑音が出ると販売員が言っていました。本当でしょうか?

ピアノの命は、響板とフレーム、ピン板です。


外装やアクションに硬質プラスティックを使用するのは当たり前で、音質には関係しません。


木を使用することが良いと思われるかもしれませんが、スタィンウエイでも鉄やアルミを使用しています。
かえって木の方が安価で、年月が経つとキシミ音がする場合もあります。


上記に加えてご注意いただきたい販売手法として

「お薦めのピアノにはドイツ製の部品が使ってあり、しかも手作りだ」などど、何の科学的根拠もないのに、いかにもそう思わせる一種の催眠商法があります。


ドイツの部品を使用しているからといっても設計や肝心の響鳴板が悪くては意味がありません。

これは、以前から行われているものですが、ドイツ製と言って高級品だと思わせる手口です。


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Q9)中古ピアノは耐久性がなく、すぐ壊れるのでリーズナブルな新品をと勧められました。中古品はすぐ壊れるのですか?

ピアノはデジタルピアノや電子オルガンと違い、部品がなくなったから修理ができないということはありません


フレームが折れていなければ何年でも修理、修復が可能なのです。(メーカーによってフレーム強度の弱いものがあります。HPでは公表できませんが・・)


特に’60年代~’90年代のピアノはすべてにおいて良質なパーツで造られていて現在のピアノよりも音質は柔らかい

(これもメーカーによってピン板の素材が悪く調律ができなくなるものも少なからずあります。)

修復に費用がかさみますが、新品よりは安くて良い音が得られるはずです。


最近の新品ピアノにはMDF材仕様の30~40万円のものが登場しました。

MDF材は木材チップを溶かしたものに合成樹脂を加え板状に成型したものです。

木材特有の反りや乾燥割れなどが少なく、極めて安価です。

反面、耐久性・耐湿性が弱く、表面処理を行わないとカビ易い。 有害なホルムアルデヒドを拡散させる。

組み立てるには釘や木ねじが使えない。 重量の重いものを乗せるとゆがむ。等の欠点が多いです。

デジタルピアノには長年使用されていましたがピアノには不向きな材料なのです。


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Q10)ピアノの先生にどういピアノを買ったらよいか聞いたところ「できるだけタッチの重いピアノを選びなさい。指の訓練になるから。」と言われましたが本当でしょうか?

ピアノの鍵盤タッチは重いほど指の訓練になるから、できるだけタッチの重いピアノを選ぶべきだ。


・・と思われている方、多いですね。 はっきり言ってタッチの重いピアノは腱鞘炎の弊害があるだけで、決して運指の練習にはならないのです。


それは科学的に証明されているのですから、ピアノの先生方が反論されても無理があるのです。

リストの時代から「ピアノの鍵盤を強い力で叩けばffの音が出せる」と信じきっていた演奏家は多かったのは事実。 そのためその時代のピアノメーカーは、鍵盤が驚くほど重いピアノを製造していました。


この誤った考えを覆した考えが「ピアノの音量を左右するのは力や重さではなくスピードである」と主張した“リラックス奏法”を唱えたイギリスのマッセイという音楽教授でした。

しかし、彼の”リラックス奏法”への反対論も多く、科学的に分析したオルトマンという教授はキイを操作する際の神経および筋肉を分析して「リラックス奏法による過度なストレスの蓄積は運指のスピードと音色の輝かしさを大きく阻害してきた。」と書いています。


現在では、筋肉の緊張なしでは演奏が不可能なものとわかり、リラックス奏法は一般に不合理なものであるとされています。


「ピアノの複雑なアクションにはエスケープメントという装置がある。」

演奏者がキイを押さえた場合、最終的にこの装置がゴルフクラブで球を打ったときと同様に、ハンマーを弦に向かって放つように動かす。

つまり、ハンマーはその時点では、キイやアクションの各部分とはまったくつながりを持たず、極端に言えば、ブラブラとなり、弦を叩いて瞬間的に跳ね返るのである。


このエスケープメントの装置がないと、奏者がキイを押さえている間はハンマーが弦に接触している状態となって、音が止まってしまい、瞬間的なスタッカート奏法しかできない。

演奏者がキイを押さえるスピードがハンマーの運動のスピードに伝達されるだけで、名奏者が弾いても、素人が弾いても、そのキイを押さえるスピードが同じであればピアノの音色はまったく変わらないはずである。


「シングルトーンの場合は、猫が鍵盤の上を歩いても人間が弾いても同じ音がするのである。」


このオルトマンの定義は1930年にアメリカン・スチール&ワイヤー・カンパニーによって実験がなされ、その結論は同じでした。

最終的には1934年にペンシルバニア大学において多くの科学者達を集めて、 オルトマンが何か見落としているのではないかという疑問のもとに、精密な機械実験調査が行われましたが、やはり同一の結果が出ています。


現在ではソニック・アナライザー(音色分析器)という精密な装置があるので、この理論は容易に立証できます


オルトマンの理論が正当化されて以上、タッチに関する方法論はまったく誤りであったと言い切れるし、良い音を出そうと懸命にタッチの練習することはまったく無駄となる。


ピアノは一種の弦楽器です。同じ弦楽器のバイオリンの場合、弓の圧力、スピード、角度およびその弦に接する箇所によって音は変わります。

奏者の指先の弾力によっても変わります。

吹奏楽奏者は楽器の一部となり、その奏者によって音が変わります。

よってピアノだけが音色が変らないという説は率直には納得できない。という反論も多いです。


その論争における論文が1963年にノースウェスタン大学ピアノ教授であるルイス・クロウダーが発表した「ピアノの音とその時代遅れの論争」です。


それは「ピアノでただ一つの音を弾く場合は誰が弾いても同じ音色であることは否めない。

しかし、この楽器はポリフォニックなもので、絵を描く場合にパレットで絵の具を混ぜるように、 多くの音をブレンドすることによってさまざまな音色を生み出すことができる


陰気な音、輝かしい音、温かい音、透明な音、その他のすべての音色が出せる。

ただし、これは芸術的な演奏法を使って、それぞれの音の強さを変えたり音をいささかオーバーラップさせたりして、各音が含んでいる倍音を巧妙に混ぜることによってはじめて可能となる


「例えば、きわめて単純な3音を同時に弾く場合、そのそれぞれの音の強さを変えれば、音色はさまざまに変化するはずである。ここに芸術的なピアノの演奏の本来の秘技がひそんでいる。」


まさにスタインウエイのようにタッチも軽く、戻りも素早いピアノは鍵盤に触れただけで、表現力が無限大に広がる芸術性に富んだピアノなのです。

スタインウエイは別として、タッチが軽く、戻りのレスポンスも早いピアノを選ぶことが重要な要素です。


Q11)ピアノのよし悪しを素人でも判断できる方法はありますか?

良いピアノの条件とは「耐久性に優れる。」「弾きやすいタッチ。」「調律がスムーズにできる。


音量が豊かでキャンキャンしない音質が得られる。」「鍵盤重さ55g以下・高さ10mm・打弦距離が適性値

・・ これを見て判断するのは素人の方にはむづかしいですね。


特に「弾きやすいタッチ。」の鍵盤タッチ重さは60gを超えるとお子さんでは重過ぎて、腱鞘炎になる場合もあります。タッチが軽いピアノを選ぶべきです。


下記の写真を見て頂ければ多少でも参考になると思います。


○木目の外装がバーチクル・ボードに木目のプリントをしている。・・ネジが効かないので後日、ヒンジを止めている木ネジが緩みます。

悪い外装

○必ず後ろの響板・支柱・響棒を見せてもらいましょう。響板を触ってみて、ツルツルの場合、どこにも響板の板の継ぎ目がない。→1枚板の合板に木目のプリントを貼っているだけ。

1枚板の響板では弦振動が伝わりにくいです。↓左が悪い例。右が良い例。

悪い響板 良い響板

○鍵盤の下側の底板を手で触って見ましょう。ザラザラしていたら固い木製。ツルツルしていたらバーチクル材。もちろん良いのは木製。
悪い棚板 良い棚板

○下パネルを外してもらい、ペダル天秤棒底板を見ましょう。天秤棒は鉄製が良く、木製ですとキシミ音やぐらつきます。底板もバーチクルではなく、丈夫な木製でないとネジが緩みます。

悪い天秤棒 良い天秤棒

○白鍵盤の高さは10mmが基準値です。あまり浅すぎても深すぎても良いタッチは得られません。

悪い鍵盤高さ 良い鍵盤高さ

○鍵盤中央重さは55g以下がベストです。60gを超えると重く弾き辛いタッチになります。特に幼少児には腱鞘炎の弊害が出ますので要注意。

悪い鍵盤重さ 良い鍵盤重さ

ハンマー・ヘッドの並びにムラがある。打弦距離が長すぎたりするのも音質、タッチに影響します。

悪いハンマーヘッド 良いハンマー・ヘッド

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